高地とは、標高が高く気圧が低い「低圧低酸素環境」のことを指します。
平地にくらべ、体内への酸素供給量を減少させる高地に一定期間滞在しトレーニングすることは、自然と呼吸循環の機能が鍛えられるということにつながります。
通常の呼吸では苦しいので、より多くの酸素を効率よく取り入れられるよう、呼吸機能がアップし、酸素運搬能力の改善をもたらすのです。
またより多くの血液を全身に送り出せるよう、循環機能もアップします。 このような高地でのトレーニング効果を利用して、マラソンの高橋尚子選手や野口みずき選手、競泳の北島康介選手らがオリンピックで金メダルを獲得するなど成果を上げています。
通常の呼吸では苦しいので、より多くの酸素を効率よく取り入れられるよう、呼吸機能がアップし、酸素運搬能力の改善をもたらすのです。
またより多くの血液を全身に送り出せるよう、循環機能もアップします。 このような高地でのトレーニング効果を利用して、マラソンの高橋尚子選手や野口みずき選手、競泳の北島康介選手らがオリンピックで金メダルを獲得するなど成果を上げています。
高地トレーニングの効果は、主に3週間以上の長期滞在(トレーニング)により得られますが、効果2と効果3については、数日から2週間以内の滞在(トレーニング)によっても得られます。陸上競技長距離や自転車のような持久系種目だけではなく、短距離種目や球技などの瞬発系種目などにもトレーニング効果が期待できます。
高地で合宿(滞在)し、トレーニングも高地で行う場合には、標高1,800m~2,500m程度が適当です。ちょうど飛騨御嶽高原高地トレーニングエリアの標高は1,200m~2,200m。中でも濁河温泉高原スポーツ・レクリエーションセンター(濁河温泉ゾーン)付近は1,700m~1,900mで、高地トレーニングに最適のエリアと言えます。その他標高の異なる様々なゾーンで、目的に応じた滞在とトレーニングが可能です。
血液中の赤血球やヘモグロビンを増やすことで持久力の向上を目指す場合には、3週間以上滞在するのが理想的ですが、もっと短い期間(10日~2週間程度)の高地トレーニングを繰り返し実施することによっても、効果が期待できます。
短期間(3~7日間)の高地トレーニングでも、平地でのパフォーマンスを向上させることが可能です。高地順化(高地に慣れること)には個人差が大きいので、初めての場合は比較的短期間で行うのが良いでしょう。
飛騨御嶽高原高地トレーニングエリア推進協議会「高地トレーニングのすすめ」 より
飛騨御嶽高原高地トレーニングエリア推進協議会「高地トレーニングのすすめ」 より